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12月27日
 
ユキコさんと旅行に行ってきた。クリスマス旅行?まあそんなところ。

普段はがっつりインドア派で、何日でも部屋のなかで一人遊びできるぼくだけど、ひとたび旅に出ればその移動距離たるやなかなかのものになる。あっち行って、こっち行ってと、極度の方向音痴もたたって効率など一切無視した行動パターン。「出てきたからには元取らなアカンやろ」的関西人魂がうずくのか、見たいものを欲張りすぎるのかそれとも絞りきれないだけなのか、ともあれ温情あふれるユキコさんの眉間にもたまにイラッとしわが差し込むほどに。

そこでしか見れないもの、そこでしか食べられないもの、そこでしか買えないもの、そこでしか会えない人。旅の醍醐味はたくさんあるけれど、同時に、そこでしか訪れない波長のようなものがあって、極端な話、見るべきものが何もなくても、会いたい人がだれもいなくても、ただここからどこかへ移動するだけでその波長は変調する。だから近所の散歩でもいいし、部屋のなかの読書でもいい。ただ、旅はやっぱり気分を高揚させ、ぼくの目を、耳を、気持ちを開け放つ。微細な変調を待機する身体へと導いてくれる。


いつも目にしているはずのもの、昨日まで読んでいた本、あまねく浴びている陽の光が旅に出たとたんに急にキラキラしてくるのもきっとそんな訳で、福岡でも買えるものをわざわざ離れた土地で買ってしまうのも許してほしいのだ。いや、最後はいつも一緒に楽しんでくれてありがとう、ユキコさん。

今回の旅でいえば、あまりにもぼくのぬかりが多かったので見たいものを見損ねたり、食べたいものを食べ損ねたりはしたのだけれど、それを補って余りある出会いがあったし、ぼくとしては志村ふくみさんの仕事や中平卓馬や鈴木清の写真のすばらしさの一端を再確認できた(といっても携えた本と、立寄った本屋さんにて、の話なんだけど)のがうれしかったりした。


来年はもっといろんなところに行ければいいなあ、と思う。そのうち、職場への通勤すらも旅の気分で楽しめるような技を身につけられれば、なんてステキな毎日に......はならないか、さすがに。

人生とは旅である。

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通勤すらもキラキラする素敵な毎日に、なりますよ、知ってるから。
from. 安希子 | 2010/12/29 00:02 |
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