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5月8日
















街をぶらぶら。ゴールデンウィーク・ヴァージョン。

じぇいず@大名で太田哲三さんの親子展がやっていて、今回はまあいいかなあと思ってはいたもののやっぱりと足を向けると、ほら、すてきな急須を発見。長らく探し求めていたところにユキコさんと珍しく意見の一致を見て、購入。見た気になって済ましていては出会いもない。

行くと買ってしまうからとこちらも敬遠していたコムデギャルソンに、とはいえ案内を頂いていたからとかるく警戒しつつ入店するも、なんとか買わずに作戦成功。ただし、店内で流されていたパリコレの映像のかっこよさにノックアウト。「お洋服の魅力はね、、、」なんてしたり顔で語っていたそんな地点からモードはすっかり先に進んでいて、やっぱりちゃんと自分の眼で見ること、そのうえで自分の言葉を吐くことの大切さを痛感。見るべきものは山のようにある。

近所の酒屋で「東北のお酒ってあります?純米が好きなんですけど、、」とか言っちゃったもんだから、おやじさんに説教とも教示ともつかない言葉をもらう。その真意ははかりかねるのだけど、要は「自分の呑みたい酒を呑みたいように呑むのが一番で、ムードやら名前やらに流されるんじゃねえ」ってことなのかと拡大解釈し、腑に落ちる。

やぶ金@大名の花巻そばはやっぱりおいしく、S@高砂のカレーはいつもマーベラス。PATINA@薬院で室内履きの草履を求め、親指の付け根に若干の圧迫感を感じながらも、いいかんじにくたるようにただいま育成中。

街はたのし。
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5月6日


我が家の座れない椅子、広げられない布。

marimekkoのヴィンテージファブリック買ってしまった。石本藤雄氏が1980年にデザインしたUKKOSPILVI。目に入る度に惚れ惚れする。

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4月16日

津屋崎へ。旧玉乃井旅館で牛島さんと谷尾さんの作品を見る。ちょうど町はお祭り。しばし散策し、杏ジャムと豊盛酒造の原酒を片手にあとにする。牛島さんの「布は表から裏からも針をさせるので、この世とあの世を行ったり来たりするみたいなものかもしれません」という言葉が印象深い。世界にいくつもの小さな針穴をあけ、時空間にねじれをおこす。

それにしても風が強い。海に来ればいつも曇り。

帰宅して、仕事して、ユキコさんの麻婆豆腐を食べすぎて、動けず夜は更けていく。

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4月4日〜6日
















桜が満開の京都へ。

とはいえ目的は花見にあらず。中上健次『十八歳、海へ』を携えつつ、プリズム展@大山崎山荘美術館で手塚愛子、現代の染め@丹波市立植野記念美術館で福本繁樹・福本潮子、風穴@国立国際美術館を見て、うなぎとかパイナップル大福とか鹿肉とか食べて、妹を見送って。

それにしても、道々出会った桜の花のきれいなこと。

いっしょに見たかったなあ、と写真に収める。

あの人にも届くといい。

そして、いいかげんヒートテックは脱ぐといい。快晴、春爛漫の3日間だった。


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3月23日〜25日















沖縄に行ってきた。

じつははじめての沖縄。あそこ行こうか、あれ見ようか、すでに暑かったらどうしようと期待は募るも、二泊三日、結局のところなんの観光もできず、どころか太陽すら拝めず。曇り空の寒い3日間。「この時期にこんな天気が続くことは珍しいですよ」ということらしく、ある意味ラッキーだったと思うことにしよう。

世界遺産にも青い空にも会えなかったけど、ひとには会えた。誰も彼も笑っていたし、気づけばぼくも笑っていた。

10時から14時までぶっつづけ、昼ご飯ぬきでもてなしてくださった(でもご自分はお昼時間に別の人としっかり交代、ご飯もちゃんと食べられた)Mさん、「沖縄ってまるで独立独歩の小島のように思われているけれど、天気は九州と地続きだし、生活や文化の中でもいろんなものを取り込んで、混ざりものが多いのよ」と教えてくださったKさん、「これは私が考えたことじゃなく、仕事が教えてくれたことなの」と終止しずかに語ってくださったUさん、ティーバッグやらみそ汁の具やら毎日なにかを入れ忘れては「ごめんなさいね、いま入れたからおかわりしてね」とぼくのところに満面の笑みで謝りに来てくれた食堂のおばちゃん、「お客さん、この通りは一方通行だからここで降りて歩いてもらっていいですか」ってわざわざ遠い方に降ろしてくれたタクシーの運転手さん、「沖縄の人はね、泡盛をロックでは呑まないっすよ」と一合の泡盛に1リットル以上の水と氷山盛り持って来てくれた居酒屋の兄ちゃん、「これ値札付いてないんですけど売り物じゃないんですか?」と聞くと「ああ、これビートたけしって呼んでるんですよ、似てるでしょ」とまったくオリジナルな答えをくれた琉球張子の店のお姉さん。

大切な、いろんな「種」をもらったように思う。

また行こう。今度はユキコさんといっしょに。

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3月20日
たとえば自粛。宴会や仲間内の花見を自粛するのはいいし、それで浮いた費用を支援金にまわすというのはさらにいいけれど、実現するためにたくさんの人の時間や労力、想いや生活がかかっているものをおしなべて自粛するのはいかがなものか。

たとえば支援金。官公庁をはじめいろんな場所で支援金が募られているこの現状で、「募金お願いしまーす!」の声が飛び交う街中はいかがなものか。「ええっと、ぼくは職場の支援箱に入れたし、あそこの店でも入れたから、ここでは入れなくても悪くないよね」とひとり言い訳しながら街を歩くのは正直心地よくない。支援金を募る女の子たちを撮影しようと集まってくる野郎たちとか、幼稚園児たちが募金活動を「させられている」光景を見るのも気分よくない。

自分の仕事と暮らしをただ淡々と。「自ら」に課せられた「分」に真摯に真っ当に向き合うことで世界は光をともしつづけるのだと信じたい。

他人がいて自分がいるのではないだろう。言うなれば自分の中にすでに無数の他人がいる。ひとりひとりが全てとつながり、ひとりひとりが世界を生きているのだと知ること。

昨日あまねや@平尾で邂逅した関内潔さんの人柄とそこから生まれる木の仕事が、そんなことをぼくに教えてくれたように思う。

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3月10日




















想像以上の難産にちょっとまいってきた。いやいや、まだまだこれから。最近行ったおいしかった店(とたのしかった時間)を思い出し、さて奮起。とくにお野菜がおいしかったcoquines@西新、手が込んでいるがゆえの複雑な味が舌を悦ばせてくれるalbero@薬院、もちもち食感と青い風味が最高でしたよもぎうどん@嘉麻。

次はどこ行こうかなと、さて奮起。
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3月7日





















司馬遼太郎の『燃えよ剣』を風呂につかりながら読みふけっていたら、ふと。なぜに土方歳三がかっこいいのか。観念論ではなく、徹底して具体的、即物的に突き進んでいるからだ、という一文に当たる。うん、たしかに。我が身を振り返れば、さて、いかに。

今日は思い切ってスイッチオフの日。セ・トレボンでパンを、近所の酒屋で旨安ワインを買い込み、途中梅の香りをかぎ、ネコと遊び、帰宅して思いっきり悩んでやっぱりこれだろうと、中上健次『地の果て 至上の時』を読みはじめる。ブラボー。1時間もせぬうちにソファで爆睡していたのは言わずもがな。それもまたブラボー。

久しぶりにあの人に会いたいなあ、という顔がちらほらと頭をよぎる。それもこれも3月という別れの季節にいるからだろうか。それともまだまだうら寒い春の到来前、たんに人恋しいだけだろうか。

そういやあ、いつもは素っ気ない酒屋のオヤジが「これ、なかなか美味いですよ。高いのは呑まないけど、安いのは呑むからね」と愛想良かったりしただけで、こういうのちょっとエエなあ、とかウキウキして帰ってきたもんなあ。


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2月18日〜20日





















群馬、東京、豊田へ。

18日。上野から上越新幹線に乗って40分で高崎へ。初の群馬。新幹線に乗っていたのと同じ時間だけバスに乗って群馬県立近代美術館。磯崎建築すばらしい。目的は志村ふくみの常設展。あわせて企画展も拝見して、一路岩宿へ。しかだ庵でもてなしてもらう。上機嫌な夜。東京に戻る。

19日。鎌倉へ。神奈川県立近代美術館で辻晋堂展。さらに別館で山下菊二のコラージュ展。東京に戻ってオペラシティで曽根裕を堪能して、神楽坂でイムラアートギャラリーやらなんやら。銀座のエルメスでふたたび曽根裕、の後はギャラリー数件。六本木に出て21_21で倉俣史朗とエットレ・ソットサス、森美術館で小谷元彦展。ホテルに帰る。

20日。新幹線で名古屋、そのまま豊田へ。豊田市民芸館で河井寛次郎展、念願の豊田市美術館で柴田是真とコレクション展の「浮舟」(小清水漸に鳥肌!)、と谷口吉生の空間を。旅の最後を飾るにもったいないほどの大満足。バスでセントレア空港に向かい、ほんとの最後はフレッシュネスバーガー。ホットドッグとビールで2泊3日の旅を反芻。帰福。

いろんな出会いでいろんな考えが芽生え、けれど最終日にまた振り出しにもどったかんじ。下手の長考、休むに似たり。休んだ後は、また考えよう。

旅のおともは司馬遼太郎『燃えよ剣』。
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2月4日〜9日















ユキコさんと京都へ。

平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩たちにぐっと来て、「北25号がかっこいい!」「いやいや南9号が美しい」とお互いの「アイドル」自慢を闘わせながら宇治茶に舌鼓を打ち、調子に乗って玉露とか買ったりする。次の日はふと思い立って木島神社で三柱鳥居を覗いた後は、maisemaが移転していることにショックを受けつつ村上開新堂でロシアケーキを買い込んで、スマート珈琲で念願のオムライスを平らげる。いつものsousouで散財し、三十三間堂で心を鎮めてぶらりぶらりと河井寛次郎記念館へ足を伸ばし、眼福。せっかくだからと下河原阿月でぜんざいをいただき、祇園むら田でいりゴマの特大瓶を購入する。3日目は友人とともに錦市場を買い食い(呑み)しながら適当に流し、大好きなブションで肉を食らい、なつかしのライト商会をちらっと覗いて、六曜社で珈琲をすすり、やっぱりsousouを案内してユキコさんは帰福、ぼくは三ノ宮に赴き呑み、そのまま3日留まり人に会い、仕事をたのしくこなす。

道中携えたのは村上春樹『海辺のカフカ』。「質の良い稠密な不完全さは人の意識を刺激し、注意力を喚起してくれる。これしかないというような完璧な音楽と完璧な演奏を聴きながら運転をしたら、目を閉じてそのまま死んでしまいたくなるかもしれない。でも僕はニ長調のソナタに耳を傾け、そこに人の営みの限界を聞きとることになる。ある種の完全さは、不完全さの限りない集積によってしか具現できないのだと知ることになる。それは僕を励ましてくれる。」

ぼくがやりたいと考えていることがこの言葉にすでに込められている。勇気づけられ、鼓舞される。

生身の言葉、生の現れといかに向き合い、いかに掬いとるか。
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